ADHDと暮らすのは大変なことが多い【体験談】

ADHD

ADHD疑いの妻とADHDの子(妻の子)と暮らしている夢生(いぶき)です。

ADHD(注意欠如・多動症)とそうではない人が一緒に暮らすと、
面白さがあるとよく耳にするのですが、
大変なことが多いのではないかと思います。

我が家のADHDの子の特徴

まずはADHDと診断を受けている子の特徴を述べます。

すぐに忘れる

その場で伝えたこともすぐに忘れて他のことをし始めます。

大体すぐスマホで動画を見始めるので、忘れることが多いですね。

「後でやる」は絶対に忘れるので、その場ですぐにやるように促すか、諦めるかです。

何かを伝えても返事だけはするんですが、「返事をするだけ」のことが多いです。

やりっぱなしが多い

基本的にやりっぱなしも多いですね。

こちらも「後でやる」という思考や「他に興味が移った」場合に
多くありがちです。

あちこち電気が付けっぱなしだったり、ゴミや私物の片付け忘れだったり様々です。

雨の日に玄関フードを開けっ放しだったり、
玄関の鍵も閉め忘れて外出なんてよくあります。

外出先で私物を置き忘れてくるなんてことも多々あります。

部屋は散乱している

片付けが苦手と言われているADHDですが、やっぱり苦手です。

ゴミ箱を設置してもゴミは散乱、服や物も散乱、
空き缶やペットボトルも飲みかけでそのまま何本もあります。

お菓子も袋から飛び散ってそのままという感じですね。

着終わった洗濯物も基本的に部屋に放置されていることが多いです。

いつでもスマホ

発達障害の方はスマホ依存症になりやすいとよく言われていますが、
まさにその通りだなと感じます。

スマホに限らず、デジタル機器は依存しやすいかもしれません。

脳の特性的にスマホやゲーム、ネットなんかは
すぐに刺激が手に入るので依存しやすい傾向にあります。

家の中の移動中もトイレもスマホを見ながらだったり、
お風呂でもジップロックに入れてスマホを見ていることもありましたね。
(後にお風呂の床に落として破損して買い替えました)

我が家のADHDっ子はネットリテラシーにも疎いため、
ネットで知り合った人たちに住所も教えたりして、困ったこともあります。

部屋が暗かろうと画面に夢中になってしまうので、視力も低下し眼鏡を買いました。

姿勢も悪くなりがちで、軽度の側弯症になっています。

感情のコントロールが難しい

我が家のADHDっ子は感情コントロールが難しいですね。

すぐに不機嫌になり、イライラし始めます。

人が多いところも苦手なので、休日の外出も難しいです。

学校で何かしら嫌なことがあり、
家に着くなり雄叫びを上げて、鞄を地面に叩きつけたりしていたこともあります。

うつ病にもなりやすいと言われており、我が子はその傾向もあります。

ネットで見聞きして知った情報をすぐに実行するので、
今の若い子たちの間で問題になっていることは大抵やってきたのではないかと思います。

金銭を持たせるとすぐに使い切ります。

我が家ADHD疑い妻の特徴

ADHD疑いのため、正式に診断を受けているわけではありませんが、
妻にもその傾向があるのでいくつか述べていきたいと思います。

やり忘れが多い

電気の消し忘れは多いですね。

片付け忘れも多くあります。

車の鍵を閉め忘れたり、玄関に置いた荷物も片付け忘れます。

食後の食器も一部は片付けて一部は忘れるなんてこともあります。

予定を忘れる

子の病院の予定をすっぽかしたことも何度か。

午前中まで覚えていたことを午後には忘れているなんてこともあります。

大事な予定でも直接自分と関係のないことは、忘れやすいのかもしれません。

片付けが苦手

片付けは基本的に苦手で一気にやるタイプです。

一応、片付けたときはちゃんと綺麗になります。

こまめに片付けながらは苦手な傾向が強いようですね。

使ったら戻すだけのものが散らかっていることが多く、
中々難しいようです。

感情がマイナスに向きやすい

育ってきた環境によるものですが、感情はマイナスに向きやすいです。

ふざけてみたり、明るくふるまってみたりする性格なので、
一見するとそうは見えませんが、言葉の節々や話していることを改めて考えてみると、
かなりマイナス思考な場合が見え隠れしています。

発達障害がある場合、自己肯定感が低くなりやすいという話もちらほら聞くので、
ふざけたり明るくふるまうことも一つの対処法なのかなと思います。

話が飛びやすく主語が無い

話が飛びやすく主語が無い人はADHD疑いの可能性がと耳にしますが、
まさしくこの通りです。

急に思い立って話が変わることがあり、その上主語が無い場合が多く、
聞いている側は何の話をしているのか全くわからなくなります。

最初の内は「ん?これのこと?」なんて聞き返していましたが、
最近ではもう話が飛んだタイミングで「なんの話?」と聞くようにしています。

頭の中で浮かんだことをすぐ言葉に出す傾向があるため、
自分の中ではわかっているから主語が抜けてしまうようです。

独特な表現や言葉遣いが多い

上記で少し述べたことに通じるのですが、
自分の中ではわかっているから、相手に伝わる言葉を選ぶのが難しいようです。

また、独特な表現については少し違う部分がありますが、
何か問題や困りことがあった時は全部「事件だ」の一言で済ませたり、
ちょっとしたことですぐに「失敗した」と言ってみたり。

全部を一言、同じ言葉で済ませてしまうのも、独特だなと感じます。

他にも表現方法って沢山あると思うのですが、口癖に近い形なのかもしれません。

カサンドラ症候群に注意

発達障害のある方と一緒に過ごす場合に注意してほしいのが、カサンドラ症候群です。

身近な人と適切なコミュニケーションが取れず、
感情の共有などができないことが繰り返されるうちに
不安症やうつに似た症状を発症してしまうそうです。

私自身はなりかけていたり、なっていたり、行ったり来たりしているかもしれません。

誰にでも特性や傾向はある

誰にでも、発達障害の特性はあると聞きます。

その傾向が強く、社会生活が困難な場合に診断がされるので、
疑いのある人は数多くいると思います。

生きづらさを抱えて生きてきた人も大勢いるので、
その特性とうまく付き合って社会生活を送ってほしいです。

また、その特性で他の誰かが困っている場合には一度診断を受けてみても良いかもしれません。

診断に行くのが怖い、診断されたらショックだなんてこともよく耳にしますが、
その一歩を踏み出して、自分を知って、対策して、周囲にも協力してもらって。

それで良いんじゃないかなと思います。

互いに良い暮らしを実現するための選択をしよう

家族や友人がADHDだと、楽しいこともありますが、大変なこともあると思います。

お互いにお互いが思いやりを持って、協力し合いながら暮らしていけると良いですね。

そのために、どのような選択をしていけば良いのか、考えましょう。

離れることが最善かもしれませんし、一緒に頑張るのが最終的には良い結果になるかもしれません。

大変な部分も沢山あるかもしれませんが、本人が一番大変だと思います。

ただ、もし本人が大変だと思っておらず、
周囲のサポートが「当たり前」となっていしまっている場合には、
あなた自身の人生をどうしたのかを優先しても良いかもしれません。

互いに良い暮らし、人生を生きられること。

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